毎回ESLintとPrettierのインストールや設定方法が曖昧だったので、こちらにまとめておきます。
ESLint(静的検証ツール)
JavaScriptのコード解析ツール。コードスタイルの指針に従った書き方をしているかチェックし、品質を保つのに役立つ。 Documentation
1. インストール
プロジェクトのルートディレクトリで以下のコマンドを実行。
$ npm install eslint --save-dev
2. 設定ファイルの作成
設定ファイルである.eslintrc.*
(.js
, .json
, .yml
)を作成。
※package.json
がすでに存在することが前提。
※eslint --init
での対話形式での作成も可能。
参考:ESLintのセットアップ方法
env
- Specifying Environments
- 使用する環境を定義。
- 例: "browser": true, "node": true, "es6": true
- 特定の環境でのグローバル変数や機能をESLintが認識できるようになる。
extends
- Extending Configuration Files
- 他の設定ファイルや共有された設定を拡張
- 例: "extends": "eslint:recommended"
parserOptions
- Specifying Parser Options
- パーサのオプションを設定できる。
plugins
rules
- 各ルールの詳細
- Configuring Rulesでルールの設定方法を知れる。
3. 実行
// 指定されたファイル名に対してESLintを実行して、コードの潜在的な問題点やスタイルガイド違反を警告やエラーとして出力。自動修正は行わない。 $ npx eslint <ファイル名> // `--fix`オプションを付けることで、ESLintが自動で修正を行い、コードを修正。 $ npx eslint <ファイル名> --fix
Prettier(コードフォーマッター)
コードを美しく整形するツール。自動整形が可能で、コードの品質を維持しつつ、統一されたフォーマットを保てる。
Documentation
1. インストール
プロジェクトのルートディレクトリで以下のコマンドを実行。
$ npm install prettier --save-dev
2. 実行
// カレントディレクトリ内のファイルに対して、Prettierを実行し、ファイルを書き換え、自動フォーマットを行う。 $ `npx prettier --write .` // カレントディレクトリ内のファイルに対して、Prettierを実行し、ファイルがPrettierフォーマットに従っているかどうかを確認。ファイルがPrettierフォーマットに従っていない場合、エラーを表示。 $ `npx prettier --check .`
3. eslint-config-prettierのインストール
Prettierと競合するESLintのルールを無効にするための設定。
npm install eslint-config-prettier --save-dev
所感✏️
ソースコードの品質を保つのに、これらのツールは必要不可欠だと感じました。
ミスを減少させ、より重要な部分に集中できるのは大きなメリットです。
TypeScriptやReact用の設定もあるので、プロジェクトを通してさらに学びたいと思います。